宝塚駅
たからづか
Takarazuka
所在地兵庫県宝塚市栄町二丁目
所属事業者西日本旅客鉄道(JR西日本・駅詳細)
阪急電鉄(駅詳細)
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宝塚駅(たからづかえき)は、兵庫県宝塚市栄町二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・阪急電鉄の駅である。JR西日本の駅番号はJR-G56、阪急電鉄の駅番号はHK-56。 宝塚市の中心となる駅であり、JR西日本(以下「JR」)と阪急電鉄(以下「阪急」)の2社の駅がある。 JRの駅には福知山線が乗り入れており、アーバンネットワークおよび「JR宝塚線」の愛称区間に含まれている。「JR宝塚線」という路線愛称が示す通り、同線の中核をなす駅の一つであり、特急列車を含むすべての営業列車が停車する[1]。駅長が配置された直営駅であり、管理駅として伊丹駅 - 新三田駅間の各駅を管理している。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}なお、「塚」の正式な表記は市名と同じ「塚」である(同線内の塚口駅も同様)[要出典]。 阪急の駅は、宝塚本線の終着駅かつ今津線の起点駅で、2路線の乗換駅としても機能している。阪急の前身である箕面有馬電気軌道によって開業した当時からのターミナル駅とあって、駅全体の規模も大きい。当駅周辺の地域も、宝塚大劇場を初めとして阪急が開発を進めた「牙城」である。第2回近畿の駅百選に選定された。 両社は大阪市中心部方面の輸送で競合関係にある。1970年代頃までは、JR福知山線(当時は「JR宝塚線」の愛称制定前)は単線・非電化で運行本数が少なく、所要時間も長かったため、既に電車による高速都市間輸送の運行ダイヤが確立されていた阪急の2路線を利用して大阪市方面に通勤・通学する乗客が多く、競合はほとんど成立していなかった。しかし、1980年代の国鉄分割民営化に前後して、JR福知山線も複線電化やJR東西線の開通により都市間輸送の体制が順次構築され、大阪駅(阪急は大阪梅田駅)方面へは所要時間の面でJRが優位に立つようになった。運賃面でも、JRでは当駅 - 大阪駅および北新地駅との間に特定区間運賃を設定するなどして阪急に対抗している[注釈 1][2]。 両社の駅はロータリーをはさんでペデストリアンデッキで結ばれている[3]。かつて両社の駅の間は国道176号で隔てられていたが、地下トンネル化され、駅前ロータリーが作られた経緯がある。 JRの駅はICOCA、阪急の駅はPiTaPaの利用エリアに含まれている(相互利用ICカードはICOCAおよびPiTaPaの項を参照)。これに加え、かつては磁気式のプリペイドカードとしてJRの駅はJスルーカード、阪急の駅はラガールカードなどのスルッとKANSAI対応カードが利用できた。
概要
歴史
JR西日本
1897年(明治30年)12月27日:阪鶴鉄道が池田駅(現在の川西池田駅)から延伸した際に、終着駅として開業[4]。旅客・貨物の取り扱いを開始[1]。
1898年(明治31年)6月8日:阪鶴鉄道が有馬口駅(現在の生瀬駅)まで延伸[4]。途中駅となる。
1907年(明治40年)8月1日:鉄道国有法により国有化[4]。帝国鉄道庁の駅になる。
1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定[4]。阪鶴線の駅となる[4]。